第
2
巻 アヨーディヤ・カーンダ(アヨーディヤの巻)
ダシャラタ王の妃カイケーイーにはマンタラーという侍女がいた。
ラーマの即位を知ったマンタラーは妃にラーマ王子への猜疑心を起こさせ、
ダシャラタ王にラーマをダンダカの森に追放し、バラタ王子の即位を願うように
説得した(ダシャラタ王はカイケーイー妃にどんな願いでも
2
つまで叶える
ことを約束したことがあった)。ラーマはこの願いを快く受け入れ、
シーター、ラクシュマナを伴って王宮を出た。しかしダシャラタ王は
悲しみのあまり絶命してしまった。