7巻 ウッタラ・カーンダ(後の巻)

ラーマの即位後、人々の間ではラーヴァナに捕らわれていたシーターの
貞潔についての疑いが噂された。それを知ったラーマは苦しんで、
シーターを王宮より追放した。シーターは聖者ヴァールミーキのもとで
暮すこととなり、そこでラーマの2子クシャとラヴァを生んだ。
後にラーマはシーターに自分の貞潔の証明を申し入れた。シーターは
大地に向かって訴え、貞潔ならば自分を受け入れるよう願った。
すると大地が割れて女神グラニーが現れ、シーターは大地の中に消えていった。
ラーマは嘆き悲しんだが、その後妃を迎えることなく世を去った。

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